ルナ(・・・夢・・・)
??「おいルナ! 残念だったな1位になれなくて」
ルナ「・・・ソル」
ソル「ふん 僕がいる限りお前は一番にはなれないよ」
「・・・・・・ボソ・・・・・」
ソル「あ?なんかいったか?」
ルナ「・・・いいんです」
ソル「は?」
ルナ「一番じゃなくていいんです」
ソル「なんだと?」
ルナ「1番になることよりも大事なことがある、と思うんです。それに、1番になったからどうとか、そういうのは単なる自己満足に過ぎないんです。それもいいとは思いますが、この院で1番になったところで、そんなものじゃなんの意味もない・・・なるならもっと意味のある1番がいい・・・それに勝ち負けとはまったく別の大事なものがあるはずなんです。」
ソル(こいつ・・・)
遠くから二人のやり取りを見るワイミー
ワイミー(・・・ルナ・・・気づいたようですね・・・)
ワイミー「ルナ、どうですか?夢は見つかりましたか?」
ルナ「ワイミー・・・はい、とりあえず・・・」
ワイミー「ほう・・・それはなんですか?」
ルナ「私はスポーツはあまり好きではないんですが、この院でやったスポーツの中で唯一楽しめたスポーツ・・・テニスをやってみようと思うんです」
ワイミー「ほう・・・いいですね」
ルナ「そこで相談なんですが・・・今年からロンドンでイギリス全体のジュニアテニス大会が毎年開催されることになったんです。すこし遠いですが、私と一緒にロンドンに行ってもらえないでしょうか?もちろん、費用は全部私が持ちます。父が・・・名前のない父が残してくれた莫大な資産があります」
ワイミー「・・・」
「分かりました。協力しましょう」