DEATH NOTE 第三部


Page.4「一晩」


相沢「L、指示された通りに行動した。念のために半分の15人には倉庫の外で待機させ、のこりは中継車の前に、そして我々7人は中継車の中だ」
ニア「分かりました」
相沢「これからどうするんだ?突入して一網打尽にするのか?」
ニア「はい。しかし、突入するのではなく出てきたところをおさえます」
相沢「しかし、すごい量のカメラだな。これだけの映像をたった7人で見るのも大変だがこれを設置した人はもっと大変だっただろう。いったい誰が?」
ニア「ジェバンニが一晩でやってくれました」
日本警察メンバー「・・・・・・」
松田が相沢や井出に怒鳴られる光景、Lのホビー好き、そしてジェバンニの超人的な作業スピードは相変わらず変わっていなかった。
ジェバンニが軽く会釈する。
松田(またそれ?)
井出(やっぱりすごいな、ジェバンニって・・)
相沢(模木といい勝負だな)
摸木(すごい・・)
山本(この人・・・すごすぎ・・・)

ニア「ではしっかりみはっていてください」
相沢「分かった」

山本「しっかし、Lってなんで自分では動かないんでしょうね。僕らをこき使って・・でてくればいいのに・・」
松田「でも・・」
山本「でも、なんですか?」
松田「・・・いや、なんでもない。何で出てこないんだろうな。L」
井出「それは、またキラのようなものが現れると困るからだろう。あくまでも先代Lのやり方を貫き通すつもりなんだろう」
松田(井出さん・・それは・・)

その時、誰かがその倉庫から遠く離れた場所で数え始めた・・


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