003.


資料室に入った170は会社関係の資料の部屋に入った。
ニューヨークの会社の棚を見ると確かに、失踪者の勤める食品開発会社の資料があった。
何々?・・・設立は1987年。なるほど、設立も古いしなかなか大きな会社だったらしい。
この資料で見る限り会社自体には怪しいところはなさそうだな。まあ資料の上の話だからなんともいえないが・・・


そのころ、依頼者の家周辺。
 174「じゃあ、この近所でガードナーさんとなにかトラブルがあったとかいうことはないんですね?」
 近所の人「ええ、ガードナーさんは人付き合いがよくてこの辺じゃ人気者でしたよ。」
 175「じゃあ、ガードナーさんを恨んでた人の心当たりは?」
 近所の人「このへんじゃあそんな人はいないと思いますよ」
 176「そうですか・・・ありがとうございました」
 174「収穫なしか・・・」


 177「じゃあ、彼を恨んでいた人とかの心当たりはないんですか?」
 会社員「ええ、彼はよく働いていたし、工場長の立場でずっといすに座っていてもいいのにいちいち自分で全部食品の確認をするほどまじめな人ですから」
 178「そうですか、ありがとうございました」
 会社員「お役に立てなくてすいませんね」
 179「ガードナーはまじめで熱心に仕事をこなし
ていたようだな」

 171「じゃあ奥さん、彼と最後にあったのはちょうど一ヶ月前でいいんですね?」
 ガードナーの妻「はい、間違いありません」
 172「その時何か聞きませんでしたか?」
 ガードナーの妻「何かといわれましても・・・そういえば出張になったとか言っていた気がします」
 173「出張ですか。捜査のご協力ありがとうございました」


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