DEATH NOTE 第三部


Page.7「後継」


ニア「とにかく、話し合いは後でやればいいんです。とにかく今は早くここから離れてください」
相沢「なぜ・・・?」
ニア「この犯罪者たちを殺した新キラがこの近くで見ているかもしれない。また、もしくは倉庫内にカメラが仕掛けられているかもしれない。今回はジェバンニにカメラを仕掛けてもらった際、他のカメラのチェックまではさせてませんから。つまりここにいると、殺される危険性があるということです」
相沢「・・・なるほど」
ニア「Mr.相沢、死体の処理お願いできますか?」
相沢「・・・わかった」
ニア「ありがとうございます。ジェバンニとリドナーにもやらせますので」
ジェバンニ&リドナー「・・・・」
松田「でも・・・」
ニア「とにかく早くしてください。外にはあなたたちの部下がいます。ひどく動揺しているでしょうし、何よりキラに殺される可能性があります」
松田「・・・」
ニア「ではMr.相沢はジェバンニ、リドナーと一緒に死体の後始末、後のものはこの場から離れて、解散してください。また、その際皆さんくれぐれも顔を出さないようお願いします。」
相沢「わかった・・」


死神「うまくいったな」
??「ああ、うまくいった。この写真に表示されている寿命が消えた。確かに死んだということだな」
死神「ノートの効力は絶対だ。いちいち確認する必要はない」
??「それは分かっている。しかし、この目でしっかりと確認することでまた犯罪者が裁かれ、世界がよい方向へ向かっていったというのが確認できる。非常にいいことじゃないか」
死神「ふん、好きにしろ」
??「それより、キラは本当に死んだのか?」
死神「ああ、犯罪者をどんどんさばいてたやつのことだろう?なら違いない。ほかの死神がノートを落としその人間が拾った。そいつのしていることが面白かったんで俺は死神界からずっとそいつを見てたからな。そしてそいつは一年前に死んだ」
「・・・そうか、キラは、神は死んだか。ならば私がキラの思想を受け継ぎ、キラの後継者とならなくてはな。そして真のキラ、神となってやるさ・・・」
死神(面白れーこいつ。前にノート拾ってたやつとおんなじようなこと言ってるし・・・リュークの考えがやっとオレ様にも理解できたぜ・・・)

それは満月の夜。月が満ちたそのころ、世界を揺るがした2人の天才の後継者がそれぞれ立ち上がり、新たな戦いが始まった・・


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