DEATH NOTE 第三部


Page.8「思考」


ニアはいま、チョコをかじりながら、おもちゃのロボットで遊びながら考え事をしていた。 どうなっている・・・夜神月・・キラ・・弥海砂・・・第二のキラ・・・
火口・・・四葉キラ・・・魅上照・・・Xキラ・・・
火口はちがう・・・死んでいるし私のことも知らない・・・夜神月・・魅上照・・・これも違う・・
この二人も死んだ・・ノートの効果・・・間違いない・・・では・・
弥海砂・・・突然の行方不明・・・やはりあの時開放したのが・・・日本捜査本部に迫られ・・記憶がないのだから問題ないと考えて開放したが・・・
夜神月が死んだショックで自殺したのではなかったのか・・・今回のキラは・・・弥だとすると・・
弥はノートを持っていない・・
それにあの死神、リュークは死神の世界というところへかえったはず・・・
またあの死神がノートを?・・・いや・・・もう落とさないでほしいといったら承諾してくれた・・
が、死神の言うことだ・・信じてはいけない・・しかし、あの時死神を尋問して・・退屈だったからノートを落としたと言った・・・
ではまた退屈になったからおとしたのか・・・?いや、あの時、不思議なほどあっさりともう落とさないと返事をした・・なぜ・・
落とせない理由があるのでは・・・死神はあのとき夜神月の名前の自分の持っているノートに書いた・・・・
人間が使用した2冊は燃やしたがあのノートは死神が持って帰った・・・落とそうと思えばそれを落とせたはず・・・。
いや、むしろ同時に2冊落としたほうが死神としては面白くなるだろう・・・落とせない理由・・・

・・・・もしかしたら・・・自分でもノートをもっていなければいけないのでは・・?つまり、ノートを一冊しか持っていないから人間に渡すことができない・・
一応すべての筋が通る・・それならあの死神がまたノートを何らかの方法で手にし、
落としたというパターンと、誰か別の死神が落としたというパターンが考えられる・・・
いや、もうひとつ・・・あのとき夜神月が言ったでたらめ・・・Mr.相沢が持ってきた日本捜査本部のノート・・・
あれが偽者で、本物は夜神月がどこかに隠していてそれを誰かが手にした・・という可能性もなくはない。
苦し紛れのでたらめと思い気にしていなかったが、あれがでたらめだという確証はない・・・第一、もう燃やしたのだからそれを照明する方法もない・・・
ならば・・弥ではない・・か・・?夜神月がいなくなった今、もう一度ノートを手にしたとして犯罪者を裁くことに意味はないはず・・
ならば残る可能性は、・・やはりこの犯罪者裁きはまた、どこの誰かわからない新キラ・・・

ニア「ワタリ」
ロジャー「はい」
ニア「今回の事件はまったく新しい新キラとして捜査を進めます」


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